老人ホームの選び方

住宅型有料老人ホームの介護費用について

介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの大きな違いは介護保険自己負担分の料金徴収の仕組みです。
介護付有料老人ホームは介護保険上の特定施設入居者生活介護の指定を受け入居者の要介護に応じて定額の介護報酬を受け取ります。
利用者は要介護に応じた定額の自己負担分を事業者に支払います。
一方、住宅型有料老人ホームで提供されるサービスは食事と見守りのみというところがほとんどです。
24時間介護士が常駐しており必要な介護サービスは適宜受けることができると標榜している住宅型有料老人ホームは自社で訪問介護や訪問看護、通所介護などの在宅介護サービスの指定を受けており、その事業者から住宅型有料老人ホームの入居者に必要な介護サービスを提供しています。
在宅介護サービスですのでご自宅にいるのと変わらず介護計画に基づいて必要なサービスを必要なだけ入れていきます。
そこで心配になってくるのが必要なサービス量が保険適用を超えた場合の料金面です。
在宅介護サービスは要介護に応じて保険適用される介護サービスの量が決まっているからです。
保険適用(区分支給限度額)を超過するほどの在宅介護サービスが必要な場合、通常1割(2割や3割の方もいます)の自己負担が全額自己負担となるケースもあります。
 
ここで住宅型有料老人ホーム運営会社の対応は3つに分かれます。
 
・全額自己負担を別途定額制にして介護保険自己負担分の負担が重くなりすぎないような対応
 
・全額自己負担にならないように保険適用できる分(区分支給限度額内)をめいっぱいもらえればいいですよという対応
 
・利用したサービス分お金を払ってもらうのは当然です。保険適用分を超えた分については全額自己負担で支払ってくださいという対応
 
3つ目の対応ですと料金の天井がみえませんね。
ナースコール1回につきいくらというような料金設定をする住宅型有料老人ホームもあります。
住宅型有料老人ホームご検討の際は必ず保険適用以上の介護サービスを受けた場合の料金についてのご確認をするようにしてください
 
老人ホームの窓口 吉田